物欲と、あとなにか

写真と電子機械の類

【作例】SEL35F18Fで愛宕念仏寺の千二百羅漢像撮影してきた

あ……愛宕念仏寺(何百回と繰り返された勘違い)

 これのあと足を伸ばしてそのまま行ってきたんですよ。

 

yagami-frontier.hatenablog.com

 愛宕念仏寺。「おたぎねんぶつじ」と読みます。愛宕といえば「あたごさん」が有名ですが、古い読み方だと「おたぎ」もあるそうです。むずかしいね。

 

嵐山のメイン観光地からは離れており、徒歩30分以上ってところです。
普通に日帰り嵐山観光するだけだとまぁ行かない場所でしょうか。
バス走ってるんで普通はバスで来るところですね。

 

ちなみに心霊スポットの清滝トンネルがすぐとなりにあります。怖いね。

「青信号で進んではいけないトンネル」こと清滝トンネル

愛らしい羅漢様方

レンズレビューも兼ねてるので露出補正後で調整したの以外はストレート現像です。
WBもいじってないです。オートですオート。

今回から撮影時のF値シャッタースピード焦点距離表示できるようにしました。

門をくぐると早速たくさんの羅漢様が出迎えてくれます。お地蔵様じゃないよ。

 

なんとも不思議な光景で、どういう歴史なのかと思って調べてみたんですよ。

そしたらなんとこれ、40年ほど前に一般人の手彫りで掘られた像なんだそうです。ということで以下引用。

戦時中に無住寺となり、昭和25年の台風災害により境内・堂宇・仏像 等が多大な被害を受けたことで廃寺となっていましたが、昭和30年に 仏像彫刻家 西村公朝(1915-2003)が住職を拝命してより再興され、 京都一の荒れ寺の復興が始まりました。

昭和55年より10年間、山門の解体復元修理をはじめ、境内全域の本格的な復興事業が行われました。この時、寺門興隆を祈念して境内を羅漢(お釈迦様の弟子たち)の石像で充満させたいと発願しました。 これに賛同した一般の参拝者自らの手によって彫られた、千二百躰の羅漢像が表情豊かに並び、訪れる人々の心を和ませてくれる 「癒しの寺」として親しまれております。

引用元:歴史 — Otagi Nenbutsuji Temple

普通の人達が好きに彫った像なんですね。
ただのお寺とは一味違うような、様々な表情の羅漢様がいるんです。

なんとも朗らかでお優しそうなお顔でしょ。

何のいわれもないただの人が作ったものでも、40年経てばなんだかありがたい気がしてくるのだから不思議な気がします。

天狗様か仙人様か。なんにせよ強そうですよね。

 

リーゼントの羅漢様までいるんですよ。

すごい苔!

いかにも歳食ったお年寄りって感じの羅漢様ですよ。人の作ったものがこうして自然に飲み込まれているの好きです。人工物に咲く花とか、そういうの。

これも羅漢さ……誰だお前!?

お寺と羅漢様

もう少し絞りを絞って風景写真も撮ってきました。

35mmはそれなりに風景も撮れる画角ですよね。本当に万能。

どうですこれ、めっちゃ繊細に描写できてると思いませんか。

お寺の静謐な雰囲気、光のクリアな色味が綺麗に撮れてます。

少し見上げるアングルで撮ってみました。

お寺の写真は主題にピント合わせて副題として建物を写すと大体それっぽくなるの法則。

3枚とも似たような構図で撮りやがってって話ですが、綺麗にはまるんだから仕方ないんですよ許して。

これは絞り開放です。奥になだらかに広がってく感じが描写できてるんじゃないでしょうか。

結論

 めっちゃ良いです。

SONY用35mm単焦点はしばらくなかったんですけど、待った甲斐がありましたよ。

値段も発売当初こそ7万円近くしててコスパ悪いって言われてましたが、価格コムみたらキタムラとかマップカメラで6万円切ってますからね。

これだったら普通にコスパのいいレンズです。マジ2本目におすすめってぐらい。

来年までは下がらないと踏んでたのに値下がりするの速すぎねぇかって文句はあるけど

 

35mm単焦点欲しかったら迷わず買いですね。

今回の機材

ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 III ボディ ILCE-7M3

ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 III ボディ ILCE-7M3