【作例】TAMRON 28-75mm F/2.8 (Model A036)で曼珠沙華(彼岸花)をたくさん撮ってきた
1週間以上前の写真を今更上げる勇気
撮っては来たんだ……
yagami-frontier.hatenablog.com
京都市内からそれなりに離れた小さいお寺に行ってきた。主な目的は参拝じゃなくて曼珠沙華撮影。なので撮ってきた写真を載せる。それはもう載せる。
まずは良くない写真から。
ロケ地の状況はこんな感じ。田舎(バスは20分に一本くるけど)の田んぼのあぜ道にびっちり曼珠沙華が植えられている。
離れて撮ると……なんというか、札幌時計台みたいなことになる。がっかり観光地とまでは言わないけど、かっこよく見せる工夫をしたい。映えが欲しいわけです。
具体的には背景を花とかで埋めてきれいに見せる。
とはいえ、何も考えずに寄ると真っ赤になってよくわかんない感じになる。
こういう場合はズームレンズの望遠端、つまり今回のレンズだと75mm側を一生懸命使って、きれいな背景を探すのだ。頑張って探してきました。
切り取ってきた
こういうこと。フルサイズF2.8で望遠側だから背景がドロドロにボケちゃう。なんだったら花自体ちょっとボケてる。やりすぎ感あるよね。
どろどろにしちゃうよりはちょっと絞って背景を出す方が好み。F8まで絞ってますが被写体に寄ってるからそれなりに背景はボケます。
空気感が出るというか。折よく太陽も出てきて発色が美しい。
上から撮って葉っぱを背景にするとコントラストが活きる。日の丸構図でいいんだよってなる。ついつい現像で色をこってりにしたくなる。
というかした。後で載せるので下の方見て。
落ちた花を暗めに撮るとちょっと切ない。
道路を入れて道端感を出したり。
空を入れると抜けるような奥行きが出て清々しいわけだ。
気持ち良いね。
広角側も使いたい
夏感のある集合写真。太陽消すと秋らしくなる。好みの問題ではあるか。F11まで絞ってシャープに仕上げた。すげぇしっかり写るねこのレンズ。
花を見上げるアングル良いですよね。ぐわーっと花が沢山写っているのに、カラフルで映(ヴァ)える。
広角なら背景も無理なく入れられる。お花畑感を出しつつ、被写体にぐーっと寄って浮き立たせる。
現像もする
曼珠沙華ったら真っ赤だから暗めに現像したいじゃないですか。
要はこういうことよね。同じ写真でも暗くしたら赤が濃くなって紅になる。ビビットに設定すると赤が強すぎる気もする。
標準の色にして1:1で切り取ってみた。インスタっぽい?
やりすぎるとホラー映画のワンシーンかよってなるので加減が難しい。
穴太寺内で撮った曼珠沙華。このレンズ特有の硬いボケ感が相まってもうほとんど幽霊スポットだ。
良いよね。
コンクリートは良いぞ。暗くすると黒くなるから。
和の花に黒赤の着物チックなコントラストがシンプルに強い。
現場からは以上です。
今回の機材