人物撮影(ポートレート)がやりたくなってα7IIIを購入した
タイトルのとおりであるが、フルサイズカメラを購入した。
購入したのはソニーのα7IIIである。
以下、購入に至る動機と比較検討した内容を記す。
なぜフルサイズカメラなんか買ったのか
もともとスナップ撮影が好きでカメラは持っていた。
ふらふら散歩してパシャパシャとるような使い方だったので、画質よりも軽量さとか快適な操作感が大事だった。
愛用していたのはパナソニックのGX7MK2、レンズは単焦点の14mm, 25mm, 42.5mm。
あと一応本気撮影用にG9 PROとパナライカのズーム3種(8-18、12-60、50-200)も持っていた。あまり稼働はしていなかったが。
はっきり言って、これだけ揃っていれば撮れないものなどほぼない。安物フルサイズカメラよりかはよっぽどいい写真が撮れるまである。ついでに軽い。そして軽い。軽いことはスナップ撮影において大変重要だ。
じゃあなんでフルサイズなんか買ったのか。
人物撮影でボケ量が欲しくなったからだ。
マイクロフォーサーズでボカすということ
マイクロフォーサーズはボケ量が少ない。フルサイズ比で大体二段落ちる。
スナップ撮影だとボケづらいのはどっちかと言えばメリットだ。ピント合いやすいし、そもそもちょっと絞って撮るし。
しかし人物撮影はボカしたい。いついかなる時でも100%ボカしたいわけじゃないけど、手段として使えるようにしておきたい。被写体が浮き立って見えてかっこいいからだ。
それがマイクロフォーサーズだと、ちょっと難しかった。
悪口を言いたくないので弁護しておくと、マイクロフォーサーズでもボケ量を稼ぐ方法はある。F1.4とかF1.2のレンズを使えばいい。これならフルサイズ換算で大体F2.8とかF2.4に相当する程度にボケる。
ただ、こいつらは単焦点レンズなのだ。しかも高級品だから、大抵が10万円コース。パナライカ25mmは4万円ぐらいだけど。
なんにせよ欲しい画角の分を揃えたらまぁ、それなりな額になる。
具体的に言うと
「フルサイズのボディとフルサイズの安いF2.8通しとかF1.8単焦点が2~3本買えちゃう」
お値段になることがわかった。
じゃあ、買っちゃおう。表現の幅広がるし。
それがフルサイズ購入の理由である。
なんでα7IIIにしたの
はじめに言っておくと、一眼レフは最初から候補になかった。
これは好き嫌いとか以前にピント合わせが面倒くさいのと(前ピン後ピンなんかもう気が狂うほど面倒くさい)プレビューが使いづらいからだ。正直グリップ感とかボタン配置だけで選ぶなら一眼レフの方がいい。
そうなってくるともう選択肢はα7III、Z6、EOS R、LUMIX S1辺りしかない。ライカは高い。買えない。
今の所一番レンズが揃っていて瞳AFの効きが良いのはα7IIIである。センサのゴミ取りがめっちゃ貧弱とか、UIが昭和レベルとか、エイリアンみたいな手の人が設計したと思しき妙なボディ形状とか、よく言われている不満は知ってるし家電屋の店頭でも触り比べてさんざんと理解はしていたが、結局買ってしまった。
レンズは例のタムロンの28-75mm F2.8通しズームとソニーツァイスの55mmF1.8の2本をとりあえず購入した。あまりにもお決まりなチョイスすぎて気が引けたけど、変に凝ったラインナップで揃えて使わなくなるよりは100倍マシだろう。そういうのは慣れてからだ。
ズームレンズは純正24-105mm F4通しとも迷ったのだけど、構図の柔軟さよりもF2.8の明るさをとった。
もともとボケ量が欲しくてフルサイズを買ったのだ。F2.8が必要なのか、F4でも足りるのか、自分の中でまだ基準ができていない以上、明るい方をとりあえず買う。そういう判断である。
なお、ろくに稼働していなかったG9 PROとパナライカのバリオエルマリート達は新宿の防湿庫にしまわれることになった。ある種のシェアである。次はもっと活躍できる場所に行ってくれることを祈るばかりだ。
届いた
というわけでこいつが新しい相棒である。
これ一枚を見ても「背景の線が斜めなのは変な感じがするな」とか「フードは外すかちゃんと付けたほうがかっこいいかも」とか、反省点がある。
せっかくいいカメラを買ったのだし、漫然とスナップばっかりやるのでなく、もう少し基礎から写真を勉強しつつ、人物撮影に挑戦していきたい。
カメラ以外の趣味がゲームとかアニメとか漫画なので、コスプレ撮影に結構興味がある。かっこいい写真を撮りたいのだ。
よさそうなイベントを探しつつ、しばらく勉強の日々である。あとカメラ慣れも。
GX7MK2はしばらく防湿庫でおやすみなさい。
今回の機材
ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 III ボディ ILCE-7M3
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- 発売日: 2018/03/23
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る